在宅で子育てや家事をしながら、フリーランスとして働く時点でわりと「頑張ってる」の類ですが。
収入面にせよ、実績面にせよ、達成感にせよ
もうひとふんばりだ〜♡
と奮起することは楽しい反面、
時間やエネルギーが無限にわいてくるわけではありません。
しかし、一度アクセルをふみまくった頑張り屋のママは
あれ、なんか疲れてきたかも?時間が足りないかも?
って感じつつも、減速することに抵抗をかんじる方も多いのではないでしょうか。
実際に、
「最近つかれてきたんだけど、成長が止まってしまうのが怖くて、ゆっくり休めなくて。」
というご相談は定期的にいただきます。
そこで、今回の記事では
在宅フリーランス5年目の私が
あ、未来のために働きすぎるのは、もう辞めよう
と思ったエピソードと、
気持ちよく「がんばり」を減速していくマインド
をつづっていきます。
長く活動を続けていくために、今一度スピード配分を考えたい方は、参考にしてみてくださいね〜。
フリーランスをしていると、必ずと言っていいほど通る道だよね〜。スケジュールに埋もれることって。
未来のために働きすぎるのは辞めようと思ったポイント
「最近、つかれてきたんです。」というご相談をいただくというお話はしましたが、私自身も
最近、疲れてきちゃったな。
と感じていた1人でもあるので、そんな私が
「未来のために働きすぎるのは辞めよう」
と真剣に腹をくくった時のポイントをお話しします。
ママにとっては真新しい話ではないのですが、「たしかにそこだよね」って今一度とらえていく機会にしていただければ嬉しいです。
子どもは「今、一緒にいて欲しい」らしい
ママがフリーランスとしてやっていこう!と思う理由の中には
- おかえりと言ってあげられる環境をつくりたい
- 「こんなことやりたい!」を叶えられる経済力が欲しい
- 子どもの体調不良にも、柔軟に対応したい
- 子どもと旅行やお出かけに行ける収入源をつくりたい
こんなことが挙げられるのではないでしょうか。
もちろん、私も上記はもれなくコンプリートでした。
しかしね、子どもとの時間や関わりのため頑張るフリーランスママが、仕事や学びに注力することでぶちあたる壁は
たった今、子どもと関わる時間
だったりするんですよね〜。
子どもとの関わりのために頑張ってるのに、子どもとの関わりのために悩んでしまう。
苦しいよね〜、苦しいよね〜。わかるわかる〜。
ただここで今一度がんがえ直したいのが
子どもは「今」一緒にいて欲しいと思ってる
という点です。
未来の旅行、未来の「おかえり」、未来の体調不良のことなんて一切考えてなくて「今」を必死に生きている生物なんですよね。よくもわるくも。
まぁ・・・だからと言って、ずーーーーーっと子どもにつきっきりになることが正解!という訳ではないのですが。
時々は、
自分のやってあげたいことと、我が子が求めていることの相違を「時間軸」でとらえてみる
ことで、活動のペースを考えようと思うきっかけになるんじゃないかなって思います。
ただこのことに関しては、
今の目の前の子どもをもっと大事に!みたいな話をしたいんじゃなくて。
がんばるペースを落としてみたら
おかえりと言える環境が作れるかは分からないし、
「こんなことをやりたい!」を叶えてあげられる経済力をつけられるか分からないけれど、
今の目の前の子どもを大事にすることにフォーカスしているんだから、これでいいのかもしれない。
って楽にとらえてみることに繋がればいいな〜っていう気持ちです。
私の場合、イヤイヤ期の子どもと向き合うのがしんどくて、仕事に逃げたいって思っていた部分も否めませんけどね〜。
あと、「子どもとの関わりのために」というのを通り越して、
仕事がめっちゃめちゃ楽しくなっちゃった場合。
自分が楽しいと思う仕事に没頭すればするほど、なんだか子どもを犠牲にしている気がする
という葛藤が生まれたりもしますよね。
子どもと仕事の葛藤などは、以下の記事を参考にしてみてね〜。
夫との「楽しい」は今限定かもしれない
仕事のスケジュールが忙しくなってくると、夫との時間も少なくなります。
我が家の夫婦はゲーマーなので、一緒にスイッチをすることが多いのですが、忙しくなってくると
「私はいいから、ゲームやってて〜!」
と声をかけることも多くなってしまいます。
学んでおいたほうがいいなというものが見つかると、今インプットしておかなければ!という気持ちにもなってしまいますしね。
ただ、ここでも私は「今」に着目しなおして、
夫との「楽しい」は今限定かもしれない
と、とらえなおすことにしました。
今一緒に楽しめていることって、1年後には楽しいって思えないかも知れないですよね。
映画館で上映されている時には「絶対みたい!」って思ってたのに、Amazonプライムでいつでもみれる形になっちゃったら、なんか見る気が失せたな〜みたいな。
同じように、
「今一緒にそのゲームをやる」ということに楽しさを見出していても、スケジュールの余裕を待っているうちに気持ちの高揚がしぼんでしまうかもしれない
ということを考えると、
楽しさを共有できる時に味わっておく!
ことへの大切さを考えなおすようになりました。
それに。
子育てのためのお金を貯めなければ!夫との老後の貯金をしなければ!など、お金のことでついつい焦ってしまう時はありますよね。
ただし、我慢の継続は避けたいところです。
未来のために、今ふんばらないと!って思いつづけて、気づいたら90才になってた。
みたいな状況は避けたいとは思いませんか。
大切な人との「楽しい」を共有できる機会に関しては、今限定かも知れない!くらいの気持ちで大事にしようと思いました。
自分のささいな「これやりたい」は、「仕事の楽しさ」では埋められないものだった
最後は、日常のささいな「やりたいこと」と「仕事の楽しさ」は、満たしてくれる部分が違っていたよ!という話です。
私はある時期、開催している講座や、ホームページ制作などのボリュームのある案件を受けすぎている時があって。
まぁ、やれんくもないけど、私もプライベートの時間はゼロやな。
くらいの忙しさが何ヶ月も続いていたんです。
そのころは仕事が楽しすぎたっていうのもあり、自分のプライベートの時間はなくてもいいとも思っていたんですよね。
自分自身も満足していると思っていました。
でもね。
読みたい漫画を読む時間がとれなかったり、
見たい連ドラをあきらめたり、
大好きな散歩を行くのを躊躇しているうちに
あれ?仕事は好きだし楽しいんだけど、自分の「これやりたい」っていうニーズが満たされてなくない?
とも思うようになってきたんです。
フリーランスという仕事が充実してくると、
「遊ぶように仕事をする」
という意味も実感するようになって、たしかに仕事自体は超楽しいんですけど。
日常にあるささいな「これやりたいなぁ」というニーズまでもは、満たしてくれなかったんです。仕事は。
散歩好きの私にとって、散歩は散歩でしか満たせなかったんですよね。
そこで私はやっと、いくら仕事が楽しくても
ささいな「これやりたいなぁ。」を置き去りにする働き方は辞めよう
って減速を始めることにしました。
まぁ最初はね、「このスケジュールの山場(やまば)を超えたら、好きなことをしよう。」って思っていたんですよね。
今頑張ったら自分もいっきに成長するし、ガツっと稼いでおけばしばらくはのんびり過ごせるし〜。
くらいの気持ちだったんです。
ところがどっこい。
山場につぐ山場。
もう毎月、山場。
下山できる気配がない。
勝手に峠が現れると思っていたのですが、忙しさが終わることはありませんでした。
この時はじめて、根本的にスケジュールの入れ方がミスってるんだ!と気づいたのです。
ONE PEACEの最新巻が読みたいよ〜って思いながら、気づいたら90才だなんてそんなの嫌だぁあああああ!!!w
肯定的な気持ちで減速させる3つの考え方
私が「未来のために、働きすぎるのは辞めよう・・・」と感じたエピソードや捉え方の話をしましたが。
とは言ってもね、一度加速した仕事のペースを減速するって結構難しかったりするんですよね。
成長が止まってしまうんじゃないだろうか、とか。
自分の目標にいつまでも到達できないんじゃないか、とか。
だから、気持ちよく減速させるための考え方をまとめてみました。
- 必要なものは、その時に引き寄せるという考え方で生きる
- 相談にのってもらえるお客様を大事にしていく
- 空いた時間にできることを設定しておく
詳しく解説していきます。
①必要なものは、その時に引き寄せるという考え方で生きる
肯定的な気持ちで活動を減速していく方法の1つ目は、
仕事も情報もお客様も、必要なものは、必要になった時に引き寄せる!
という考え方です。
そんなモチベでええの?って思うかもしれませんが。
むしろこの概念がなければ、
- 来てくれたお客様は、絶対に今対応しなければいけない
- 良さげな情報は、今のうちにインプットしなければいけない
- みんなが学んでいるから、私も学ばないと不安
- 次いつオファーがあるか分からないから、受けておかないと不安
こんな気持ちでフリーランスを続けなければいけなくなりますよね。
もうそんなのしんどすぎる。
それよりも、
ちゃんとその時に引き寄せられるように、ゆとりと楽しさを積み上げてエネルギーを高めておこーっと♡
くらいのほうが、入ってくるものも入りやすいのではないでしょうか。
「自分発振」で願いをかなえる方法という本は、量子力学的に引き寄せを捉えられるので、引き寄せを科学的に証明して欲しい人も納得できる良本でした。
②相談にのってもらえるお客様を大事にしていく
減速していくための2つ目の方法として、
自分が提供していくお客様を設定していく
という内容です。
「今月はスケジュールが埋まっているのですが、来月あたりでも大丈夫ですか?」
と、時期を相談できるかどうか。
「子どもが自宅にいるので、ZOOM中に急な対応が必要になる場面があるかもしれません。」
という子育て事情を、受容してくれるかどうか。
自分の中で、ある程度ボーダーを作っておき、その条件が満たない人であれば依頼をお断りすることも大事だと思います。
このあたりをグレーにしてしまうと、「自分はあなたに合わせているのに!」と不満を感じる関係性になるので、良いことなしです。
デザイナーのお仕事を始めた当初は、夜中の0時から打ち合わせをしたこともありますが、自分を犠牲にしてるかも?と考え直すようになりました。今は、夕方以降と土日のZOOMは一切していません。かなり楽になりました。
③空いた時間にできることを設定しておく
仕事を入れまくっていると、そのペースを落とすことで
時間が空くのがもったいない。
と感じてしまうこともありますよね。
だからこそ、
仕事が空いた時にできることを設定しておく
というのも、メンタル的なセーフティーとしてはかなり役に立ちますよ〜。
- 自分のSNSやホームページのメンテナンス
- 新しいコンテンツの制作
- 集客導線の見直し
- 学びやインプット
- 確定申告にむけての準備
これらを、超具体的にリスト化しておくことで「暇になる不安」と「空いた時間に対するモヤモヤ」から解放されます。
これらは収入には直結しませんが、関係は深いものではあるので、「種まき」と「収穫」のサイクルを作るという意味では大事な項目でもありますしね。
今の自分のキャパシティーを等身大で自覚しながら働いていく
この記事のまとめとしては、
- 頑張りがちなタイプのフリーランスママは、「未来」ではなく「今」に重きを置くことへの許容
- 今の自分のキャパシティーを等身大で自覚することで、続けられる働き方の構築
これらが、大事なんじゃないかなっていう話です。
ただね、在宅フリーランス5年目になっても
やっべ、今月仕事入れすぎたぁ〜。
って、ひょぇぇぇぇええって言っちゃう時は、もう全然ある。
3ヶ月に1回は、疲弊してる。学んでるつもりなのに、わりかし繰り返してるよね〜w
仕事を入れていく量のベースはかなり下げてるから、以前よりも融通の効く忙しさだったりするんですけどね。
まぁ、ママをしながらのフリーランス、子どもの成長に伴うイベントとか、いきなりくる「保育園いきたくない」などへの対応もありますしね〜。お互い、心地いいペースを保てるように工夫しましょ〜♡